細菌が原因の場合は抗生物質(細菌を死滅させる薬)で治療することが推奨されています。治療期間は2週間から12週間です。ただし、全ての患者さんに有効なわけではなく、症状が改善するのは50〜80%の患者さんです。前立腺液に細菌が認められない場合も抗生物質で治療することがあります。
その他、前立腺肥大症に用いられるアルファブロッカーという排尿障害の治療薬や、抗炎症薬(鎮痛解熱剤)などが有効な場合があります。アルファブロッカーについてはその有効性が、臨床試験で確認されています。診察のところで述べた前立腺マッサージをすると、症状が軽くなったという患者さんもいます。