・第1期
感染して3週間〜3か月の状態。陰部や口唇部、口腔内に塊が出来る。ほとんどの場合、塊はすぐ消えるが、ごく稀に潰瘍に発展するケースがある。また、股の付け根のリンパ節が腫れる。6週間を経過すると梅毒検査で陽性反応が出るようになります。
・第2期
感染して3か月〜3年の状態。全身のリンパ節が腫れたり、関節の痛み、倦怠感、発熱などの症状が出るケースがある。
全身性発疹(バラ疹)の症状が現れることがある。手足の裏から発疹が現れ全身に広がり、顔にも現れる。治療しなくても1か月で消失するが、抗生物質で治療しない限り梅毒は体内に残っています。
・潜伏期
第2期の症状が消えると始まります。潜伏期に入ってから2〜3年間は、第2期症状が再発することがあります。
潜伏期の後半は数年から数十年経過する場合もあるが、感染力は持ちません。
・第3期
感染して3〜10年の状態。皮膚、筋肉、骨等に弾力性のある腫瘍(ゴム腫)が出来る症状が現れます。現在ではここまで症状が悪化することはごく稀です。
・第4期
感染後10年を経過した状態。多くの臓器に腫瘍が発生したり、脳、脊髄、神経を侵され麻痺性痴呆、脊髄瘻を起こし(脳梅)、死亡する。現在ではここまで進行することはほとんどありません。